マイクロ波ワイヤレス給電

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1 マイクロ波向けワイヤレス給電の特徴

マイクロ波ワイヤレス給電とは、電気をマイクロ波(電波)に変換して空間へ放射し、離れた場所にある受信アンテナで再び電気(直流電流)に戻して供給する技術(無線電力伝送)です。

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長距離伝送が可能

電磁誘導方式や磁界共鳴方式と異なり、アンテナから電波として電力を空間へ放射することで、最大十数mなど、従来の近接型ワイヤレス給電では難しい長距離への電力伝送が可能になります。

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位置合わせの自由度が高い

アンテナを介して電波を放射するため、厳密なコイルの位置合わせが不要です。一定の受電可能範囲内であれば、受電側の位置が多少ずれたり移動したりする場合でも電力を受け取ることができ、設置や運用の自由度を高めることができます。

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複数機器へ同時給電

1台の送信機から電波として電力を空中へ送信することで、受電可能な空間内にいる複数の受電デバイスやセンサーへ同時に電力を供給できます。

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3つの周波数帯

マイクロ派ワイヤレス給電では、3つの周波数帯(920MHz帯・2.4GHz帯・5.7GHz帯)が利用され、それぞれ電波の届き方やアンテナの大きさなど、異なる特性があります。給電する距離や設置環境、受電機器のサイズなど、用途や目的に応じて適した周波数帯を選択することで、さまざまな環境への活用が可能です。

2 B&PLUSのマイクロ波ワイヤレス給電

当社では、各種幅広い周波数帯に対応したマイクロ波技術の開発・製品化を進めています。また、開発・評価に必要な専用設備の整備や資格取得にも取り組み、マイクロ波技術を活用するための体制づくりを進めています。

920MHz

920MHz帯

電波が回り込みやすく、障害物の影響を受けにくいことが特長の周波数帯です。伝搬損失が比較的小さく、広範囲への電力伝送がしやすく、低消費電力機器へのワイヤレス給電に適しています。

5.7GHz帯

5.7GHz帯

指向性を活かし、離れた場所へ効率よく電力を届けやすい周波数帯です。高電力ビームにより、数m先の機器へのワイヤレス給電にも活用できます。

24GHz帯

24GHz帯

波長が短く、アンテナや給電システムをより小型化しやすい周波数帯です。狭い範囲へ電波を集中させやすく、消費電力の大きな機器や長距離向け等、将来の商用化を見据えた研究開発に最適なプラットフォームです。

電波暗室

本社電波暗室/簡易電波暗室

埼玉県比企郡小川町の本社では、両周波数帯を利用したマイクロ波ワイヤレス給電の開発・検証に対応しています。また、大宮ショールームでは、920MHz帯および5.7GHz帯のマイクロ波ワイヤレス給電を実機でご覧いただけるデモ環境を整備しています。

登録検査等事業者

登録検査等事業者

B&PLUSは登録検査等事業者として、マイクロ波ワイヤレス給電の導入等に伴う無線設備等の点検に対応しています。技術開発から実証・評価、無線設備の点検まで一貫して対応できる体制を整え、マイクロ波ワイヤレス給電のスムーズな導入をサポートします。

無線従事者

無線従事者

無線従事者とは、無線設備の操作やその監督を行うために必要な、総務大臣の免許を受けた資格者です。当社には無線従事者の免許を持つ社員が複数在籍しており、マイクロ波ワイヤレス給電について安心してご相談いただける体制を整えています。

3  マイクロ波ワイヤレス給電 導入の流れ

マイクロ波ワイヤレス給電では、給電する機器や距離、必要電力だけでなく、使用する周波数や設置環境、電波法への対応なども考慮する必要があります。当社では、システムの検討から評価・実証、各種検査への対応、導入・運用までサポートします。

STEP 1

ご相談・使用環境の確認

給電対象、必要電力、給電距離、設置環境などを確認し、マイクロ波ワイヤレス給電の導入条件や課題を整理します。

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STEP 2

周波数・給電システムの検討

用途や使用環境に合わせて周波数帯を選定し、送受電方式、アンテナ配置、送信電力など、最適なシステム構成をご提案します。

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STEP 3

評価・実証/法規対応

実際の環境を想定し、給電距離や受電電力、電波の伝搬状況などを評価します。実証実験に加え電波法などを確認し、導入に必要な検査や手続きをサポートします。

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STEP 4

導入・運用

評価・検査結果をもとにシステムを構築し、設備への導入を進めます。使用条件に応じた調整や、導入後の運用もサポートします。

B&PLUSは登録検査等事業者として、マイクロ波ワイヤレス給電の導入等に伴う無線設備の点検に対応しています。

4 マイクロ波ワイヤレス給電の共同開発パートナーを募集しています

当社では、マイクロ波ワイヤレス給電技術の新たな活用に向け、 共同開発に取り組んでいただける企業・研究機関を募集しています。 送電・受電技術をはじめ、アンテナ、通信、制御、各種機器への組み込みなど、 それぞれの技術や知見を持ち寄り、新しい製品・サービスの実現を目指します。 マイクロ波ワイヤレス給電の導入をご検討中の方、 実証実験や用途開発にご関心のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

5 マイクロ波デモンストレーション情報

本社電波暗室、および大宮ショールーム簡易電波暗室において、マイクロ波ワイヤレス給電のデモンストレーション見学を受け付けています。実際の給電環境をご覧いただきながら、マイクロ波WPTの基本的な技術特性や、送受電条件による違い、活用の可能性についてご紹介します。

本社電波暗室
本社電波暗室
マイクロ波ワイヤレス給電デモ
マイクロ波ワイヤレス給電デモ

デモンストレーションで確認できること

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給電条件を確認

送受電間の距離や配置など、マイクロ波ワイヤレス給電における基本的な給電条件をご確認いただけます。

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位置ずれ・遮へいの影響

送受電間の位置ずれや遮へい、見通し条件によって受電状態がどのように変化するかをご紹介します。

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送電・受電の構成

アンテナや整流、制御など、マイクロ波WPTにおける送電側・受電側の基本的な構成をご紹介します。

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用途に合わせた技術相談

想定されている用途や給電条件を伺いながら、マイクロ波方式の適用可能性や、他のワイヤレス給電方式との違いをご案内します。

マイクロ波デモンストレーションを動画でご紹介

マイクロ波ワイヤレス給電のデモンストレーションの様子を、動画でもご覧いただけます。

6 B&PLUSの活動紹介と今後の展開

マイクロ波ワイヤレス給電の実用化に向け、展示会への出展や研究開発など、 さまざまな活動を進めています。 実施済みの取り組みから、現在進行中の開発・実証まで、 今後の展開を見据えた活動をご紹介します。

 
展示会報告
実施済み 2026年5月

展示会への出展

2026年5月に開催された、ワイヤレスジャパン×ワイヤレステクノロジーパーク展示会に出展し、 5.7GHz帯を使用したマイクロ波長距離ワイヤレス給電のデモンストレーションを行いました。 当日は多くの方にお越しいただき、実演の様子をご覧いただきました。

 
マイクロ波WPTデモンストレーション
実施済み 公開中

マイクロ波WPT デモンストレーション

本社電波暗室、および大宮ショールーム簡易電波暗室において、 マイクロ波WPTのデモンストレーション見学を受け付けています。 実機を用い、見通し内伝搬やビーム制御、受電条件による違いなどをご紹介いたします。 マイクロ波によるワイヤレス給電の仕組みや、導入・活用の可能性をご確認いただけます。

 
広範囲汎用向け920MHz WPT
開発・実証中 現在

広範囲汎用向け920MHz WPT

送電部に円偏波アンテナ、受電部に2つの直線偏波アンテナを採用することで、 アンテナの設置角度に依存しにくい構成とし、設置自由度の向上を図っています。 オフィスや製造現場等での活用を想定し、現在評価を進めています。

 
MICROWAVE WPT 工場センシング給電 DEVELOPMENT & TESTING
開発・実証中 現在

工場のセンシング給電への活用

工場や製造現場での活用を見据え、 マイクロ波ワイヤレス給電によるセンシング給電技術の開発・実証を進めています。 各種センサへ無線で給電することで、配線や電池交換の負担を軽減し、 設置自由度の高いセンシング環境の実現を目指します。

 
5.7GHz MICROWAVE WPT 高出力・長距離給電 DEVELOPMENT & TESTING
開発・実証中 2026年度

埼玉県「新技術・新製品開発支援補助金」に採択

当社の5.7GHz帯マイクロ波給電システムの製品開発が 「令和8年度埼玉県新技術・新製品開発支援補助金」に採択されました。 5.7GHz帯マイクロ波による高出力・長距離ワイヤレス給電システムの実現に向け、 開発を推進しています。

 
FUTURE FACTORY 本社工場での実運用・展示へ NEXT STEP
開発・実証中 今後の展開

本社工場にてマイクロ波給電のリアルな活用を展示予定

本社工場でのセンシング環境への導入を目指し、 マイクロ波ワイヤレス給電を活用した実証試験を進めています。 将来的には、実際の工場環境で稼働するシステムを公開し、 活用方法や運用の様子をご覧いただける環境の構築を目指しています。

マイクロ波給電の活用を検討してみませんか?

「こんな場所でも給電できる?」「自社の設備に活用できる?」など、 マイクロ波ワイヤレス給電に関するご相談・ご質問がございましたら、 お気軽にお問い合わせください。

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