ワイヤレス給電(Wireless Power Transfer:WPT)は、 ケーブルや金属接点を直接接続することなく、 空間を介して電力を伝送する技術です。 スマートフォンなど身近な充電用途から、 AGV・AMR、ロボット、ドローン、産業設備まで、 自動化・省人化を支える技術として活用分野が広がっています。
金属接点を直接接触させないことで、 ケーブルやコネクタでは難しかった さまざまな給電方法を実現できます。
送電部と受電部を直接接続することなく、 空間を介して電力を伝送します。
樹脂・ガラスなどを介した給電が可能で、 密閉構造への電力供給にも応用できます。
接点を露出させる必要がなく、 水中や液体を扱う環境への応用が可能です。
回転・移動する機構へ、 接触させることなく電力を伝送できます。
AGV・AMR・ロボット・ドローンなどを 自動で充電するシステムへ展開できます。
金属接点の摩耗・腐食・接触不良を低減し、 メンテナンス削減につなげます。
樹脂ケースなどの非金属を介した給電や、 水中環境でのワイヤレス給電デモをご覧いただけます。 接点を露出させたくない環境への応用イメージとしてご確認ください。
デモを見る >「置くだけ充電」だけがワイヤレス給電ではありません。 自動化設備、移動体、回転部、密閉構造、特殊環境など、 ケーブルや金属接点を使いにくい場所で ワイヤレス給電のメリットを活かすことができます。
EVや電動モビリティなど、 停止するだけで充電する仕組みへ。
停止・待機時間を利用した自動充電で、 無人搬送設備の連続運用を支えます。
移動ロボット、レールロボット、 サービスロボットなどの自動充電へ。
自動帰還・着陸と組み合わせ、 人がバッテリーを交換しない運用へ。
半導体・工作機械・回転設備など、 接点を使いにくい装置へ。
水中・海中、泥、粉塵、 密閉構造などへの給電にも応用できます。
方式によって原理は異なりますが、 送電側で電力をワイヤレス伝送に適した状態へ変換し、 空間を介して受電側へ伝え、 再び電気として取り出します。
入力された電力を、 ワイヤレス伝送に適した状態へ変換します。
磁界・電界・電磁波などを利用して、 空間を介してエネルギーを伝えます。
受け取ったエネルギーを電力へ変換し、 機器の駆動やバッテリー充電に利用します。
ワイヤレス給電には複数の方式があります。 必要電力、伝送距離、サイズ、効率、使用環境などによって 適した方式は異なります。
コイルにより発生させた磁界を利用して 電力を伝送する方式です。 産業用途を含め幅広く利用されています。
電極間に発生する電界を利用して 電力を伝送する方式です。
電磁波を利用し、 離れた場所へ電力を伝送する方式です。
ワイヤレス給電には多くのメリットがありますが、 実際のシステムでは用途・構造・使用環境に合わせた設計が重要です。
磁界を利用する方式では、 周囲の金属が電力伝送や発熱に影響する場合があります。
送受電間の距離や位置ズレによって、 伝送可能な電力や効率が変化します。
必要電力が大きくなるほど、 コイル・回路・放熱などを含めた設計が重要になります。
空間を介した電力伝送につながる技術は、 19世紀の電磁誘導の発見から長い年月をかけて発展してきました。
ファラデーによって電気と磁界の関係が解明され、 発電機や変圧器などの基礎につながりました。
無線によるエネルギー伝送の研究・構想が進められました。
共鳴技術などの研究が進み、 民生分野でもワイヤレス充電の規格化が進展しました。
AGV・AMR、ロボット、ドローンなど、 産業・モビリティ分野へ用途が広がっています。
B&PLUSでは産業用途を中心に、 小型給電から大電力、自動充電、回転・可動部、 ロボット・ドローン、水中など、 用途に合わせたワイヤレス給電を開発しています。
標準製品だけでなく、 必要電力、距離、位置ズレ、サイズ、重量、使用環境などに合わせ、 試作・カスタム開発にも対応します。
小型センサ向けから、 AGV・AMRやロボット、ドローンの バッテリー充電まで幅広く検討できます。
位置ズレ、距離、水、油、粉塵、 回転・可動部など、 実際の設備条件に合わせて設計します。
評価機・実証機の試作から、 製品設計・量産を見据えた開発まで対応します。
用途、方式、B&PLUSの技術、 開発・生産体制について、 それぞれのページで詳しく紹介しています。