今、注目のワイヤレス給電を体験しましょう！

ワイヤレス給電は、すでに電動歯ブラシや電動シェーバーなど防水性が求められる小電力製品やスマートフォンで採用されています。今後は、大型機器（例えば電気自動車や産業機器など）やIOTデバイスへの適用も期待されており、当社をはじめ各社が日夜システム開発を続けています。国内でも成長戦略の一つとしてワイヤレス給電がテーマに上がり、世界的にも注目の技術なのです。そんな最先端技術ですが、ワイヤレス給電キットを使うことで、手軽に色々なワイヤレス給電の作成が可能です！


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ワイヤレス給電標準基板セットとは？

ワイヤレス給電標準基板セットは、電磁結合方式を採用しており、電磁誘導の原理により非接触で電力伝送が行われます。20Wと10Wの2種類の標準基板があります。4構成になっており、それぞれ以下の役割があります。

　　1)送電基板…高周波を発生させるインバーター基板

　
　　2)送電コイル…交流電流を流し、磁束を発生させる

　
　　3)受電コイル…送電コイルから発生される磁束の変化を受け、誘導電流を発生させる

　
　　4)受電基板…交流電流を直流電流へ整流し、所定の電圧へ変換する基板

【20Wワイヤレス給電標準基板セット】

ユーザーズガイドはこちらから>>>20W標準基板セット.pdf



【10Wワイヤレス給電標準基板セット】
ユーザーズガイドはこちらから>>>10W標準基板セット.pdf

ワイヤレス給電標準基板の３つの特長

【特徴①】コイルとセットで、繋ぐだけで簡単にワイヤレス給電が成立！

通常のワイヤレス給電デモボードでは、調整が必要だったり、コイルが別の場合がありますが、B&PLUSの標準基板セットは、コイルも接続された状態で納品しております。その為、あとは送電基板の電源入力パットへ所定の電圧を入力し、受電基板の出力パットへ負荷を繋ぐだけで簡単にワイヤレス給電を実現できます。

1)送電基板と受電基板にリード線を付けます。
　※極性を間違えないようお気を付け下さい

2)送電基板に電圧印可、受電基板に負荷を接続します。送電基板は電力を投入すると、橙色LEDが点灯します。
　※金属等で基板部品がショートしないようお気を付け下さい

　※20Wタイプの場合、イネーブルコネクタによる発振のON／OFF制御が可能です。
　コネクタショート：発振ON ／ コネクタオープン：発振OFF


3)送電コイルと受電コイルを対向させればワイヤレス給電が開始。
　※コイルに金属が近接しないようお気を付け下さい


【その他の御注意点】※10W標準基板の場合
2コイル間の距離は必ず2㎜以上離して使うようにして下さい。
近場ではコイル間の結合係数が上がり、受電基板の内部電圧が高くなり過ぎて故障のリスクがあります。



通常はケース等に入れるためケースに入れた後でも、できるだけ距離が取れるような設定にしておりますが、
カスタム設定希望な場合は、お問合せ下さい。

【特徴②】小型なのに本格的な電力伝送を実現！

一般的な小型のワイヤレス給電キットと異なり、本格的なワイヤレス給電がお試し頂けます。qiのIC評価ボードとは異なり、実装基板になるので、小型形状で機器組込み用途としても御検討頂ける仕様となっております。

※qiモジュールとの相互利用は出来ませんので、他モジュールと併用しないようして下さい。

【特徴③】コイル形状のカスタマイズ性が高く、応用性も抜群！

Qiなどの規格品はリファレンスデザインによりコイルパラメーターが規定されている為、カスタマイズが困難ですが、標準基板はマッチング調整を行うことで、様々なコイル形状へカスタマイズすることが可能です。
10Wタイプでは、充電ICの塔載も出来る為、充電制御機能を付与し、バッテリーへ充電させることも出来ます。その他、入出力電圧の変更や設定周波数の変更など、ご希望に合わせた変更も可能です。カスタマイズ対応を御希望の際は、お問合せ下さい。

【標準基板を使ったカスタマイズ事例の一部】