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◆年間100件以上スタートアップ開発!

ワイヤレス給電とシリコンバレーのスタートアップ手法の出会いとは?◆


シリコンバレーにて

 シリコンバレーのカフェで深々と頭を下げ、4年ぶりの再会を果たした。
私は以前、カーナビを開発する会社で働いており、某自動車メーカーに2年ほど出向していた。その時の上司であったM氏と、今の会社に転職後、アメリカで再開するとは夢にも思わなかった。
 過去に一緒に仕事をしていた時にアメリカでユーザー評価を行っていた思い出を話していると、
「リーンスタートアップって知ってるかい?」
とM氏は話し始めた。

 今の世の中は日々変わっているので、製品開発をしてからユーザーニーズを調査してたら市場が変わっている。
常に新しい技術、サービスを提供するようなソフトウェアには常に市場へのアンテナ力が求められており、シリコンバレーでは短期間で製品を提供できるリーンスタートアップによるMVP開発が重要なんだ。ワイヤレス給電は、ソフトではないけど、新しい技術であることに変わりがないので、この考えが1つヒントになるかもしれないよ。と・・・
 聞きなれない言葉が並び、またソフトウェアだからだよなとすぐにはワイヤレス給電とのつながりがイメージできなかったが、シリコンバレーから自分の住むロスまでの7時間、車を運転しながら、過去の恩師から教えてもらった言葉を繰り返していた。




◆携帯電話の未来は誰も想像が出来なかった◆



 20年前、ポケベルからPHS、携帯電話と広がった時代、私は、誰がそんなしゃれたものに流されるか、固定電話で十分と強く信じていた。携帯電話を使い始めても、ちょっと自由な電話くらいにしか思っていなかったが、今では携帯電話がパソコンの代わりになり、携帯電話なしでは物事が進まない世の中になっている。私は情報機器の無線革命と名付けているが、ワイヤレス給電は、電力の無線革命であり、確実に未来を変える技術がそこに広がっている。
 携帯電話の事例のように、ワイヤレス給電は頭で考えても未来を創造するのは難しく、まずは見て、さわり、考えながら、新しい未来が作られていく1つの新技術なのだと捉えている。

ワイヤレス給電の未来


◆たくさんのお客さんにワイヤレス給電を「想像」してほしいから◆


試作披露

 
 
 今までもお客様からワイヤレス給電の開発依頼を受けることはあったが、初期にたくさんの議論をして設計をし、まだ見ぬ製品に対して机上で議論をし、その上で、お客さんに長期的な開発の判断をしてもらう必要があった。

 ワイヤレス給電は新技術であり、少しでもたくさんの人に触れてもらい、新しい可能性を想像するにはどうすればいいかと日々考える中で、ふとアメリカの恩師から聞いた「リーンスタートアップ」という言葉が頭の中に浮かび上がった。
 社内でリーンスタートアップを提案した時は、プロトタイプ開発はあまり意味が無い、品質保証はどうするのか、業種を絞って製品開発したほうがいいなど、色々な意見が出たが、すべてのマーケットのお客様の新しい可能性を広げたいと、リーンスタートアップによるワイヤレス給電の開発を始めた。




◆各社の新商品検討に大好評、年間100件以上!◆



 スタート初年度は数件だった依頼は4年を経て、現在では年間100件以上の依頼を受けている。トータルでは1000件を超えた。
 2~4週間ほどの短期間でワイヤレス給電の試作開発ができるということで、新しい技術をとにかく触れてみたい、社内での方向性、共有のために簡単な試作を作ってほしいというアイディア出しの要望から、具体的な製品を作りたいけど方向性を決めていくためスモールステップで製品を熟考させていきたい、など、様々である。
 お客様のアイディアは無限であり、色々なご要望を受ける中で、こんなワイヤレス給電もいいな、と意見交換を広げ、よく見る携帯電話の充電などの枠にとどまらない、多様な角度からのワイヤレス給電の開発をすすめている。お客様との出会いが、私たちにとっても新しい発見につながる非常に楽しい場となっている。

 試作品




◆可能性は無限大◆

 ワイヤレス給電の相談や、何かしたいというアイディアを探している方、またワイヤレス給電のデモンストレーションを見たい方は、もう少しワイヤレス給電の世界をのぞいてみるのはどうだろうか?
 新しい未来への近道が、そこにあるかもしれない。



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