劇的改善シリーズ第5回！近接スイッチのメカフラグ→タグに置換えで省スペースで簡単に識別！！

今回のお客様について

国内の洗浄機メーカー O社では産業機器等の製造過程にて、
製品を洗浄する装置を製造販売しております。

お客様のお困りごと

O社様のお客様では製品を治具に乗せて洗浄機に入れて洗浄しておりますが、製品により洗浄の方向などが変わってくるため、洗浄機に製品を入れる際にどの製品なのか識別を行っています。

洗浄機にそのまま入るためバーコードなどでの識別は難しく、これまでは治具に金属を並べたドグを取付け、近接スイッチで有り無しを見る識別をしておりましたが、近接スイッチとドグの位置がずれることで違った番号と認識してしまう懸念がありました。

また近接スイッチを並べるスペースが必要なので、治具の大きさが小さいとスペースの確保が難しい場合もありました。

改善策

O社様は簡単ID　8ビットシステムを導入いただきました。

使い方は治具に製品情報の番号を書き込んだＩＤタグを取付け、今まで近接スイッチを並べていた箇所にIDリーダを設置しました。洗浄機に入る前にIDリーダでＩＤタグを読み込み製品の識別ができ、洗浄の方向が間違いなく指示できるようになりました。

実はO社様は簡単ID8ビットシステムをお知りになる前は、治具にQRコードを刻印して、QRコードリーダで読みとることを考えていました。しかしながら、光学的な読み取りは水、汚れを苦手としており悩んでいたところだったとのことです。簡単ID8ビットシステムのIDリーダとIDタグはIP67で耐環境性に優れ、更に機器構成もシンプルで安価な点が採用の決め手となりました。