ドローン向け12Sバッテリー対応・500Wワイヤレス充電システム
1.背景-ドローン運用における充電の課題
ローンの活用が進む中、長時間運用や無人化へのニーズが高まっています。
また、農業、防災、インフラ点検、研究用途など、さまざまな分野での活用が広がっており、用途ごとに異なる運用ニーズが存在し、以下のような分野において、継続的な運用や無人化への要求が高まっています。
その中で大きな課題となるのが「充電」です。
従来は人手によるバッテリー交換や充電作業が必要であり、完全自動運用の障壁となっていましたが、
ドローン運用において「人手を介さない充電」が重要な要素となっています。
このような背景、市場ニーズに応え、ドローン向け500Wワイヤレス充電システムの新モデルとして、12Sバッテリーに対応した製品の販売を開始しました。本製品は、着陸するだけで自動的に充電を開始するワイヤレス給電方式を採用し、産業用ドローンの無人運用を実現します。
2.製品概要 ~着陸するだけで充電できるワイヤレス充電~
本製品のワイヤレス充電は、ドローン運用における「充電の自動化」を実現します。
ドローンが着陸するだけで充電を開始するワイヤレス給電方式を採用しており、ケーブル接続や人手を必要としません。
人手を介さずに充電が完了することで、ドローンの無人運用を支えます。
これにより、自動充電による連続運用や、屋外環境への対応、安全性の向上などを実現し、ドローン運用の自動化・省人化に貢献します。
■本製品の特長
・ドローンが着陸するだけで自動充電(500W出力)
・位置ずれ10cm対応
・12Sバッテリー対応
・軽量化構造(1100g)
軽量設計と位置ずれ10cmの許容性能を両立し、さらに電波法(高周波利用設備)申請に対応することで、現場導入のハードルを低減します。

12Sバッテリー対応で高出力ドローン運用に対応
ドローンには4S、6S、12Sといったバッテリー構成があり、機体サイズや用途に応じて使い分けられています。
近年では、高出力化・高機能化に伴い、12Sバッテリーを採用するドローンが増加しています。
12Sバッテリー(12セル)は公称電圧44.4V、満充電時には約50.4Vとなる高電圧仕様であり、同じ出力をより低い電流で供給できるため、発熱やエネルギー損失を抑えた効率的な電力供給が可能です。
特に、農業用途や物流用途などの大型ドローンでは、積載重量の増加や長時間運用への対応が求められるため、高電圧の12Sバッテリーが多く採用されています。
本製品は、こうした高出力ドローンの普及に対応するため、12Sバッテリーでの充電に対応しており、大型機を含む幅広いドローン運用への適用が可能です。
軽量と位置ずれ性能を両立
ドローン用途では、飛行時間や搭載能力の観点から軽量化が重要な要素となります。
特にワイヤレス充電機器は重量増加の要因となりやすく、実用化の課題となっていました。
本製品は、約1100gの軽量設計を実現しながら、位置ずれ10cmの許容性能を確保しています。
一般的なAGV向けワイヤレス充電(位置ずれ1~2cm)や、軽量特化型ドローン向け製品(約5cm)と比較しても、軽量性と位置ずれ耐性を両立した設計となっています。

3.製品仕様比較
ビー・アンド・プラスでは、用途に応じたワイヤレス充電モデルを複数展開しています。
AGV/AMR向けの耐環境モデル、軽量性を追求したドローン向けモデルに加え、本製品は軽量性と位置ずれ性能のバランスを重視した新たなラインナップとして開発されました。
本製品は、軽量性と位置ずれ性能のバランスを重視したモデルとして、ドローンの自動運用に適した仕様となっています。

安定した充電制御
ドローン向けのワイヤレス充電はまだ発展途上の分野であり、製品化・実用化に取り組むメーカーは限られています。
一般的なワイヤレス充電では、最大出力のみが強調される一方で、充電距離や位置ずれの影響により、実際の運用環境では電力が大きく変動するケースも見られます。また、軽量性についても一部構成のみで評価され、システム全体としては重量が増加する場合があります。
当社製品は、充電ヘッドと制御アンプを一体化した構造を採用しており、距離や位置ずれの範囲内において安定した電力伝送を実現しています。
これにより、実運用における信頼性の高い充電を可能としています。
BMS制御ユニットにも対応
オプションとしてバッテリー制御用のBMSユニットを用意しており、安全性の高い充電制御が可能です。BMS搭載時の総重量は約1300gとなります。
電波法(高周波利用設備)申請対応
本製品は電波法に基づく高周波利用設備の申請に対応しており、実運用における導入を見据えた設計となっています。
4.導入実績・今後の展開
農業分野での実証実験にも活用
本製品は農地におけるカモの追い払い用途の実証実験にも使用されており、実際のフィールド環境において有効性が確認されています。
ワイヤレス充電により、人手を介さない連続運用が可能となり、省人化への貢献が期待されます。
ドローン運用に合わせたカスタム対応
ビー・アンド・プラスでは、本製品単体の提供にとどまらず、ドローンの用途や運用環境に応じたカスタム対応やシステム提案も行っています。
ワイヤレス給電技術を軸に、ドローンの無人運用・自動化を支援します。

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