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2025/10/28

耐環境性&高速動作も検出!非接触誘導式リニアスケール「TF1シリーズ」

最新情報

製造ラインでは、温度変化や振動、水分・粉塵・汚れといった要因に加え、磁性体の影響など、センサにとって厳しい環境がつきものです。

Novotechnik社の TF1シリーズは、そんな環境でも動作するように設計された、誘導方式・完全非接触のリニアスケールです。厳しい環境でも安定して動作し、最大移動速度10m/sの高速動作にも対応。今回は、その特長をご紹介します!

 

TF1の特長

  1. 長寿命・誘導式で磁場耐性あり
    検出体に金属(ポジションマーカー)を取り付け、センサの上部を移動させることで、誘導式で位置を検出します。そのため、機械的な摩耗がなく長寿命です。また、磁石を使わない構造のため磁場の影響を受けにくく、工作機械や金属加工機の測定にも適しています。


  2. 高精度で、高速動作に対応
    位置変化をリアルタイムに検出し、高速動作機構の制御(サーボ軸フィードバックなど)に最適です。
    ・更新レート:10 kHz
    ・信号遅延:1 ms以下
    ・測定対象:最大移動速度 10 m/s、加速度 200 m/s²
    ・分解能:最大1 µm

  3. 高い環境耐性
    水や粉塵、高低温、振動、汚れなど、悪環境下でも使用できるよう設計されています。
    ・防水防塵(IP67)
    ・広い使用温度範囲 (−40 ~ +85℃、温度ドリフト<15 ppm/K)
    ・IEC 60068準拠の耐衝撃(100 g)、耐振動(20 g)性能
    ・検出体とセンサ本体が非接触で、グリス汚れやダストに強い
    ・磁場に強く、モータ、ソレノイド、サーボ周辺や、切粉環境でも使用可能


  4. 多彩な通信インターフェース
    豊富なインターフェースで、既存のシステムに柔軟に組み込めます。
    電圧(0–10 V)
    電流(4–20 mA)
    SSI
    CANopen
    IO-Link

    IO-LinkとCANopenは、位置・速度・温度を同時出力できます。
    また、ステータスLEDを搭載しており、動作状態を目視で確認することも可能です。
     

  5. 設置と調整が容易
    センサと検出体の位置ずれは、±2 mmまで許容。
    検出範囲とゼロ点の設定も可能なため、設置の調整が容易です。

    測定長は100〜1000mmまで対応し、装置のサイズや用途に合わせて選択できます。また、調整クランプ付属で、位置を微調整しながら設置可能です。WebからCADデータもダウンロード可能できます。

     



TF1シリーズのデータシートはこちらからご覧ください!

動画でも実際の動作をご紹介しています↓  

 

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リニアスケールの選定や仕様に関するご相談、既存システムへの適用検討なども承っております。
測定環境や用途に合わせた最適な構成をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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