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2025/12/02

小型で横力やブレに強い、ロッドタイプのリニアセンサ「LS1シリーズ」

最新情報

LS1 シリーズは、小型で設置しやすく、横力やブレに強い位置センサです。

誤差の少ない測定精度(<±0.15%FS)と高速応答(950Hz 超)に対応し、外付けアンプや原点復帰が不要な扱いやすい設計が特徴です。

これらの特性により、シリンダのストローク監視やスライド機構の位置検出に加え、射出成形機の金型開閉量の測長や、窯業機械のろくろ位置設定など、動作位置のフィードバック用途で幅広く採用されています。

LS1の特長

  1. 設置・立ち上げが容易
    LS1 シリーズは、18×18mm のコンパクトな筐体により、
    装置内部の限られたスペースにも組み込めます。
    調整式クランプを備えているため、設置時の位置合わせも簡単です。

    設置後は、電源投入直後から絶対位置を出力するため、
    原点復帰動作を行う必要がありません。
    さらに、本体操作のみで測定範囲の始点と終点を設定することも可能です。

  2. 信号の精度と応答性
    ・直線性 ±0.15%FS
    ・更新レート 950Hz 超
    ・最大ロッド速度 5 m/s に対応
    ・本体のみで電圧/電流出力に対応(0.1–10V、10–0.1V、4–20mAに対応)

  3. 高寿命・耐環境性
    検出部は非接触方式のため、摩耗が発生しにくく、1億回クラスの高寿命を実現しています。
    また、磁場の影響を受けにくく、金属環境でも安定した測定が可能です。

    さらに、耐振動 20g(10~2000Hz)、耐衝撃 100g(11ms)と、
    IEC 60068 に基づく耐環境性能を備えています。
    極性保護・過電圧保護も内蔵し、誤配線時のリスク低減にも配慮されています。

  4. 横力やズレに強い構造
    ロッド両端は金属ポリマー軸受で支持されており、
    横方向の負荷に強い仕様です。

    用途に応じて、
    ・ロッドが自動復帰するリターンスプリングタイプ(測定長:25~100mm)
    ・可動体の傾きやズレに追従しやすいボールカップリングタイプ(測定長:25~200mm)

    の2タイプを用意しています。
    ボールカップリングタイプでは、±1mm の並行ズレ、±2.5° の角度ズレまで対応可能です。


動画では実際の動作や導入事例をご紹介しています↓  

基本仕様(データシート抜粋)

測定長 25〜200mm
直線性 <±0.15%FS
更新レート 950Hz 超
最大ロッド速度 5 m/s
寿命 1億回以上
接続方式 M8コネクタ / ケーブル一体
動作温度範囲 -40〜+85℃(コネクタタイプ)、-30〜+100℃(ケーブルタイプ)
保護等級 IP40
出力 0.1–10V、4–20mA ほか

LS1シリーズのデータシートはこちらからご覧ください!

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リニアセンサの選定や仕様に関するご相談、既存システムへの適用検討なども承っております。
測定環境や用途に合わせた最適な構成をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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