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ワイヤレス新技術
2025/02/05

自動で飛行し、自動で充電!?定時飛行ドローン開発中!【第1回】

最新情報

こんにちは!ビーアンドプラス・マーケティング部です。
ワイヤレス充電の開発を事業軸としている弊社ですが、近ごろ特に注力しているのがドローンです。 

ドローンの機能といえば、空撮や農薬散布、監視など。近年は物流や災害時の医療支援への利用も研究されており、人に代わって活躍するシーンが増えています。この便利なドローンに弊社が得意な「ワイヤレス充電を使った省人化」を融合させ自動で動作するようにしたら、もっと社会の役に立てるのでは?

というわけで、ビーアンドプラスではドローンの完全自動化を目指して日々研究中!
今回の記事では、ビープラが目指す『定時飛行』の構想と、開発に協力してくださるパートナーをご紹介します。

定時飛行とは?

『定時飛行』ドローンとは、あらかじめ設定した時刻とルートに沿って自動で飛行するドローンです。

指定のルートに沿って飛行・着陸するので、例えば「10:00にA地点を離陸して回遊し、B地点に着陸する」といった動作を人の手を介さずに行えます。

さらに、発着ポートにはワイヤレス充電機工を搭載しバッテリーも自動で充電!人が操作せずともドローンの運用ができる次世代のシステム構想なのです。

このシステムを使ってビープラが実現したいのは「ドローンを使った子どもたちの見守り」
登下校中の子供が被害に遭う交通事故や犯罪を減らすためには、地域全体で、登下校中の子供たちの見守り活動を行うことが効果的とされています。一方で、人口減少や少子高齢化の進行に伴い、見守り活動の担い手不足が懸念されており、その点をドローンでカバーできたら、と考えています。

開発パートナーのご紹介 

定時飛行を実現するにはワイヤレス充電技術だけではなく、プログラミングやドローンのカスタム技術も必要。そのため、以前から弊社と親交のあるお二方に協力をお願いしました。

合同会社AeroFlex 代表 堀井さん

   筑波大学発ベンチャー企業の代表で、主にドローンを制御するプログラムの開発を担当。ドローン以外にも運搬ロボットの開発や、JAXAと共同で火星探査ドローンを研究するなど、多岐に渡る事業を展開されています。

 株式会社Task 代表取締役 吉田さん

   ドローンの開発・カスタマイズを主に担当。ドローンを用いた農薬散布や空撮サービス、ドローンの販売・開発のほか、UAVオペレーター養成事業なども手掛けていらっしゃいます。

定時飛行の実証は、吉田さんが運営している「日本UAV産業オペレータートレーニングセンター」をお借りしてお二人の協力のもと行っています。

定時飛行の様子を動画でどうぞ

では実証の様子です。まずは時刻やルートをパソコンで設定し、あとはカウントダウン!定時に飛び立つ映像がこちらです。

ドローンが自動で飛び立ち、ルートを飛行した後ポートに着地していますね。ポートにはワイヤレス充電機能が組み込まれていて、着地すると自動で充電がスタートします。
下の画像ですが、ドローンの前面に緑とオレンジのランプが点灯しているのがわかりますでしょうか?緑は「充電可能なエリアに入ったこと」、オレンジは「充電中」を表しています。

もちろん、過充電しないように設定したり、バッテリーに合わせて充電の出力をカスタムが可能。
さらに、充電が終わる時間に合わせてタイマーを設定しておけば「飛行→充電→飛行→充電…」のサイクルを自動で行えるのです。 

ビーアンドプラスは、ワイヤレス充電で社会貢献を続けていきます 

定時飛行についてご理解いただけたでしょうか?次回はワイヤレス給電の仕様や、協力者インタビューなど載せていきますので、どうぞお楽しみに!