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ワイヤレス新技術
2025/01/18

糸島サイエンスヴィレッジ構想 直流給電実証事業でワイヤレス給電を搭載頂きました!

最新情報

糸島サイエンスヴィレッジ(SVI)とは?

SVIは、福岡県糸島市に位置する、科学技術と産業の交流拠点です。この施設は、九州大学と糸島市の共同プロジェクトとして設立され、研究者、企業、市民が交流し合い、新しい産業を生み出す場として設計されています。SVIでは、実験室や共同研究スペースが設けられており、様々な分野の研究やプロジェクトが進められています。

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直流給電実証事業とは?

このプロジェクトは、地域の電力供給を再生可能エネルギーによる直流で行うことで、変電所の負担を軽減し、エネルギー損失を減少させることを目指しています。

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長距離の送電については、電圧を変圧器(トランス)で簡単に変換できる交流が優れています。しかし、建物内部の電力給電(工場、ビル、データセンタ、EV駐車場など)負荷に近いところでは直流接続が優れています。このシステムでは、再生可能エネルギー、バッテリー、EVシステム、負荷機器を直流接続にすることで、従来の交流システムに比べて、電力損失が少なく効率的にエネルギーを転送することができます。

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ワイヤレス充電搭載の機器について

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AMR「Mighty」へのワイヤレス充電を搭載しています。Mightyは月面探査ロボットの技術を応用し、最大15㎝の段差を乗り越えます。ワイヤレス充電用は株式会社ファクテム様からの開発依頼で製作したもので、DC380V直結駆動で、軸ズレにも強い特別製です。

 

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「エネルギーポール」には直流が供給されており、ポール上部にはドローン用のワイヤレスチャージパネルが搭載されています。地域の見守りなど、ドローンの定期運航によるサービスなど今後期待されており、その際にはこのポールへ着陸することで、ドローンの自動充電が可能になります。

エネルギーポールは、岩崎電気株式会社様が糸島で実証実験を開始しており、一般的な街路灯の機能、防犯カメラ機能、災害時の電源供給源としての機能など、マルチな機能の搭載が可能です。

 

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電動自転車「ピットクル」へのワイヤレス充電を搭載しています。駐輪ステーションへ停車するだけで自動的に充電が開始されます。ワイヤレス充電モジュールはDC24V駆動の為、交流変換することなく電源供給をしています。

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