TOP > 最新情報 > 充電シミュレーション(基礎~応用編)
AGV充電関連
2020/12/28

充電シミュレーション(基礎~応用編)

最新情報

今回は、充電シミュレーションの基本編から応用編まで実際にお客様へご提案している充電シミュレーションってどんなものなの?という点についてわかりやすくご紹介していきます。

 

充電シミュレーションでできること

1:既存のAGVがある場合・・・

 走行時間と充電時間のバランスを見て、充電STがいくつ必要か、
 またバッテリの容量は現状使用している容量で間に合うかなど、
 検証することが可能です。

2:これからAGVを新しく導入する場合・・・

 ライン構築上、どのような運用方法を行えばバッテリ交換なく、
 連日の運用ができるのか、任意に条件を変更させて比較検証し、
 AGV導入前にご提案させていただくことも可能です。

3:ワイヤレス充電導入後の場合・・・

 B&PLUSのワイヤレス充電導入後にも、
 導入前、導入後でどのように改善できたかを検証することも可能です。

 

それではまず、基本編のシミュレーションについてご紹介致します。

 

【充電シミュレーションのご提出までの流れ-基礎編】

1:状況確認を行います。確認させていただきたい内容は以下の内容です。

①バッテリの型式・容量
②1サイクルあたりの走行・停止時間の確認
③停止時の充電可否
④走行時・停止時の消費電流
⑤1日の稼働状況

これらの情報をお客様からお聞きし、希望条件を整理します。

 

2:AGVの消費電流を測定します。

検討いただいているAGVにて電流ロガーを取り付けて消費電流を測定します。そこから走行時の消費電流と停止時の消費電流を確認いたします。

3:シミュレーションのご提案

 下表のように、バッテリ残量が満タンからスタートした場合、1日の中で消費(走行)と充電を繰り返すと、どのようにバッテリ残量が変化するかを検証します。下のグラフからわかることは、休憩時間および直間でチョコ充電をすることによって、バッテリを交換せずに、連日運用できることがわかります。

 

以上が基本編のシミュレーション内容です。

 


 

次に応用編の充電シミュレーションをご紹介します。

応用1:同様のサイクルでパワー違いで検証する編

B&PLUSでは、30w~2kwまでの製品をご用意しております。
その中からお客様の運用に添う最適な製品をご提案させていただいております。お客様が充電器の選定で迷われても、シミュレーションを行うことで安心して充電器を導入することが可能です。

下記のグラフを見ますと、10分走行1.5分充電を繰り返し、運用上600wですと余裕のない運用が予測されるため、下表のような場合は、1kwを推奨させていただきます。

 

応用2:同様のパワーでサイクル違いで検証する編

こちらの検証は、同様のパワーで走行時間を変えずに、充電時間だけを任意に変更して検証したグラフです。既に機器選定はお客様の方でされており、充電時間が何分確保できれば運用ができるかを知りたい時などはこちらのミュレーションを行います。

1分の充電だと余裕がありませんが、2分の充電時間を確保できれば、余裕のある運用ができることがわかります。

 

応用3:連日走行 検証編

これまでの検証は1日の検証を見てきましたが、中には翌日運用した時に、バッテリ交換せずに持つのかどうか気になるケースも出てきます。そのようなときは、連日走行の検証も行うことが可能です。下表のグラフは、3日間の運用イメージです。

基礎~応用編のシミュレーションをご紹介いたしましたが、B&PLUSではいろいろなバージョンでお客様にご提案を行っております。ワイヤレス充電器を導入するのに、遅いなんてことはありません。導入したいタイミングで導入ができるのも魅力♪いつでもご要望いただければご提案可能です。

 

下記よりお気軽にお問い合わせください♪お待ちしております。

ワイヤレス充電お問あわせはこちらから