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導入事例
2020/12/04

【導入事例】ケミコン長岡(株)様のAGVへ600Wワイヤレス充電が採用されました

最新情報

 

ケミコン長岡株式会社様の概要

ケミコン長岡様は、日本ケミコングループにて生産される省エネ・環境負荷低減を目的とした電気二重層キャパシタをモジュール化し、車載用途や、バックアップ電源、省エネ機器など幅広い用途向けに生産。
他にも、ドライブレコーダー・コード認証・センシングなど 高画質・小型化を実現したカメラモジュールの生産を行っているメーカー様です。 新たに、ソリューション提供も視野に入れたビジネス展開を行われており 今回は、AGVに搭載した自社の電気二重層キャパシタへの充電用として採用いただきました。


【Q1】 

ケミコン長岡様の電気二重層キャパシタから電力供給するAGVの特長について教えてください。

【A1】

電気二重層キャパシタは、バッテリーに比べて蓄電容量が小さく長時間の連続運転には不向きですが、AGV停止時や待機時のちょっとした時間を利用して頻繁に充電可能な工程や経路において、その特長を生かせると思っています。
一つ目として、バッテリーと比較して内部抵抗が小さく充放電における損失が小さいので、大電流で充電することができ、これは停止時や待機時の短時間での充電が可能なことを意味します。
二つ目として、長寿命であり頻繁な充放電を繰り返しても10年以上は交換不要と考えています。バッテリーの寿命に比較するとメンテナンスフリーに近いと思います。 

【Q2】

B&PLUSの600Wワイヤレス充電システム採用の経緯を教えてください。

【A2】

採用理由として大きくは2点あります。
一つ目は、AGVを小型化する上で小型のワイヤレス充電システムが必要でした。 既にkWクラスのワイヤレス充電システムは採用済みでしたが、走行距離や充電するタイミングを考慮するとスペックオーバーな機器になってしまいました。今後AMRを開発し、工程間のミズスマシへの利用を検討しているが狭い場所を走行させたいため、小型なものを模索中にB&PLUS社のワイヤレス充電システムを見つけました。
二つ目に電気二重層キャパシタを使うにあたり、B&PLUS社で充電シミュレーションを実施してもらったことも採用理由です。事前に使用する目途がたてられた点も助かりました。   

【Q3】

採用されていかがですか?

【A3】

電気二重層キャパシタはバッテリーと違い、蓄電容量に比例して電圧が変動するため、充電ユニットには、電気二重層キャパシタを充放電させるためのDC/DCコンバータを組み合わせた構成としており、問題なく稼働しています。 頻繁に充放電をするため、充電を人の手作業に頼ることは無駄が多く、また自動でも接触式であれば接点の劣化を加速することになりますので、電気二重層キャパシタを用いた頻繁に充放電を繰り返すようなシステムでは、非接触による充電が適していると思います。

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日本ケミコン株式会社様について詳しい情報を知りたい方は以下リンク先まで】

https://www.chemi-con.co.jp/company/nagaoka/index.html

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